14 Dec 2014

モデルや女優、海外セレブなどが、「朝食にスムージー」「美容のためにスムージー」と宣伝したことで、「スムージー」はちょっとした健康ブームのアイテムになりました。
豆乳やきなこ、ビタミンたっぷりのフルーツや緑黄色野菜を入れて、ジューサーで混ぜるだけ。
とても手軽でヘルシーな飲み物のようですが、、、
実は果物や野菜は、素材のまま噛んで食べるのは○ですが、飲むのは×なのです。
●スムージーで血糖値が急上昇→脂肪がつくという流れ
果物や野菜をジューサーで攪拌(かくはん)すると、食物繊維がドロドロになって壊れてしまいます。
噛まずに飲めるということは、それだけ消化吸収が早くなり、血糖値が急上昇、インスリンが大量分泌し、脂肪がつきやすくなるということです。
その上、飲みやすくするために果物を2〜3種類入れたり、ハチミツなどで甘みをプラスしたりするレシピが多いので、もっと血糖値は上がりやすくなるでしょう。
●スムージーにすることでせっかくのビタミンが減る
ちなみに野菜や果物にはビタミンCが豊富なのですが、攪拌(かくはん)すると、これも壊れやすくなります。
スムージーで野菜不足を補い、果物でビタミンを補ったつもりでも、その実、期待するほどのヘルシー効果はあまりないというのが本当のところです。
もちろん、まったく摂らないよりは、野菜を食べるという意識は大切です。
しかし、野菜や果物はジューサーにはかけないで、咀嚼(そしゃく)をして食べてほしいと思います。その方が食物繊維として摂ることができますし、栄養もあまり損なわれません。
●栄養を強化したスムージーを飲もう
スムージーを時間がないときの朝食がわりに飲むのなら、もっと栄養を強化できるものを加えましょう。
オススメはプロテインパウダーやヨーグルトです。
タンパク質を摂れるだけでなく、タンパク質が加わると、ゆっくり吸収されるので、血糖値が急速に上がる心配は少なくなります。
さらに気をつけたいこととしては、スムージーに加えるヨーグルトは無糖にして、ハチミツやシロップは入れないでください。
甘みを加えて飲みやすくするなら、乳酸菌を増やす働きがあるオリゴ糖や、ランカンエキスを使った天然甘味料を使いましょう。
また、プロテインパウダーといえば筋肉をつけたい男性が飲むものというイメージがあり、薬局などで買うのが恥ずかしかったりしますよね。
そんな女性にオススメなのが「大豆プロテイン」というプロテインパウダーです。
無添加の純粋な大豆プロテインパウダーなので安心です。
大豆に含まれるイソフラボン・サボニンなどの成分は、老化を防ぐ抗酸化作用や、コレステロール値低下作用、ホルモンバランスを正常に保つ働きがあるとして、タンパク質以外の部分でも健康に良い食品として注目されています。
まさに女性のためのプロテインパウダー✨
Amazonで手軽に買えるのが良いですね。
●野菜ジュースで野菜不足は解消できない
ちなみに市販の野菜ジュースも、スムージーと同じ理由からオススメしません。
ビタミンは攪拌(かくはん)される加工の段階でも減ってしまうのですが、さらに時間の経過とともに、どんどん減っていきます。工場で作っていたときには含まれていたビタミン類も、あなたがフタを開けて飲む頃には、どれだけ残っているかは疑問です。
では野菜ジュースのパッケージにある「1日に必要な野菜が取れる」という表示はどういうことかというと、、、
「健康を維持するには成人1日当たり350g以上の野菜を取る」ということを厚生労働省が推奨しているのですが、「その数字をもとに、1日に必要な野菜350g分を計算上入れた」ということであって、野菜350gを取った場合の栄養素が入っているわけではないのです。
野菜ジュースで野菜不足は解消できません。
しっかり本物の野菜を食べましょう。
★まとめ★
・果物や野菜は、素材のまま噛んで食べるのが一番。
・それでもスムージーを飲みたいなら、スムージーにはプロテインパウダーや無糖ヨーグルトを入れる。
・甘みを加えて飲みやすくするなら、砂糖・ハチミツ・シロップは避け、オリゴ糖や天然甘味料を使用する。