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冬の旬!ごぼうの栄養完全攻略!

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ごぼう

日本では、昔からごぼうは新陳代謝をよくする食物とされ、血行をよくし、冷えの改善にも効果を発揮してきました。

ごぼうには水に溶ける水溶性と溶けない不溶性の2つの食物繊維がたっぷり含まれていて、ここにごぼうの良さが凝縮しています。

・不溶性食物繊維のリグニン
腸のぜん動運動を活発にして、腸内の有害物質を排出して腸内環境を改善します。
これにより便秘を改善、さらに美肌効果や肥満予防も期待できます。

・水溶性食物繊維のイヌリン
腎臓機能を高める働きのほか、血糖値の上昇を抑え、コレステロールを低下させる働きがあります。
糖尿病を含む生活習慣病の予防効果も期待されています。

なお、ごぼうの皮には抗酸化力をもつ豊富なポリフェノールが含まれるので、表面をこそげとる程度で調理します。


●ごぼうのここがすごい!!

★便秘改善
ごぼうは腸の動きを活発にして老廃物を排出します。
腸内環境が改善されるため、便通がよくなり、ダイエットにもつながります。
※便秘にお悩みの方はこちらの記事「女性の便秘の原因と解消への4つの方法」も参考にしてみて下さい。

★動脈硬化の予防
水溶性食物繊維の働きにより、コレステロールや中性脂肪を抑えて動脈硬化を防ぐのに役立ちます。

★美容効果
腸内環境が整い、便秘が改善されることで代謝も改善します。
肌サイクルも正常になり、肌トラブルを防ぎます。

★大腸ガン予防
不溶性食物繊維のリグニンには、腸内の発ガン物質を吸着して排出する働きもあり、大腸ガンの予防にも効果的です。

★血糖値の改善
食物繊維の働きにより、血糖値の急上昇を抑制します。
血糖値の改善にもつながり、糖尿病の予防にも期待がかかります。


●おいしいごぼうの選び方

①まっすぐなもの
曲がりがなく、太さが均一でまっすぐなものを選びましょう。

②ひげ根が少ないもの
ひげ根が少ないごぼうは、栄養分が豊富な土壌で育った証拠です。
また、ひび割れがないものを選びましょう。

③泥付きのもの
ごぼうは乾燥に弱い野菜です。
泥付きのほうが鮮度や風味が長く保たれます。
洗いごぼうを選ぶなら表面にシワのないものを選びましょう。

④スが入っていないもの
スが入っているのは乾燥が進んでいる証拠です。
鮮度も落ちています。
ス(鬆)が入る…内部が割れて空間(亀裂)が出来ている状態のこと。


●下ごしらえのコツ

たわしで軽くこすります。
たわしが無ければ、アルミホイルを丸めたものでも代用OKです。
香りやうまみが集中する皮はむかずに、包丁の背でこそげる程度にしましょう。

切り口が水に触れると変色するので切ったらすぐに水にさらしましょう。
長時間水につけるとうまみが逃げるので10分程度にしておきましょう。


●ごぼうの保存方法

ごぼうは乾燥しやすく、乾燥すると硬くなり風味も落ちてしまいます。
きんぴらなどに調理してから冷凍保存するのがオススメです。
泥付きごぼうは新聞紙に包んで冷暗所に保存しておくと良いです。

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